TANNOY Autograph mini スピーカー2015年11月18日

TANNOY Autograph mini
ヨーロピアントーンのシステムを作るために、使っていなかったQUAD33と303にRCF MONITOR 5Sと音の傾向が違うスピーカーTANNOY Autograph mini を組み合わせることにしました。

TANNOY Autograph mini は、10cm(4inch)同軸2ウェイユニットを搭載しています。同軸ユニットは、高音と低音が同じ音源から出るため、音像の分解能と定位が良く自然な音場が再現されます。

ウーファーは、マルチファイバー・ペーパーコーンを使い、軽量化と剛性を両立させ過渡特性を良くしています。トゥイーターは、ドーム型チタニウムダイアフラムとネオジウムマグネットを組み合わせて、スーパーツイーター領域の54kHzまで再生します。

TANNOYの伝統を広帯域で現代的な音にリファインされています。小口径ですが、低域の量感はあります。バスレフポートは背面にあるため、壁との距離を変えることで低音の出方が変わり、印象も変化します。音場は広く深く、高さの表現も十分にあり、前にも出てきます。ホールの残響や楽器の余韻を最後まで聴かせてくれるスピーカーですね。オリジナルのAutographと同様にコーナーに置いて使用することもできます。その際は、コーナーから少し離した方が音が豊かになります。

ジャンルを選ばず、音楽を聴かせてくれるスピーカーですが、クラシックなどアコースティック楽器には本領を発揮します。
QUADの古いアンプでも、寝ぼけた音にならず躍動感もあり、古さを感じさせません。RCF MONITOR 5Sのモニターサウンドとは違いますが、どちらも音楽そのものを楽しめるシステムになりました。

RCF MONITOR 5S スピーカー2015年11月14日

RCF MONITOR 5S
ヨーロピアントーンのシステムを作るために、使っていなかったQUAD33と303とサブで使っていたスピーカーRCF MONITOR 5Sを組み合わせることにしました。

MONITOR 5Sは、14cmウーハーと2.5cmホーンツイーターの2ウェイ構成です。高さはA4サイズの小型スピーカーで、インピーダンスは4Ω、最大入力は175Wもあります。

RCF社はイタリアの町 Reggio Emilia で 1949年に設立されたプロ用オーディオ機器メーカーで、ヨーロッパの伝統的な職人的な技術と、高度な最先端技術が融合した製品作りをしているそうです。このスピーカーも職人が1台1台手作りでくみ上げ、試聴し調整したものだそうです。

音質は、JBLやBBCモニターとは違った性格で、スピーカーを意識させない音です。購入したときには、クラシックからジャズまで次から次へと音楽を聴いてしまいました。低域から高域までバランスが良く鳴り、とにかく音楽を聴かせるスピーカーです。音楽を聴かせながら、録音の状態が手に取るようにわかります。音楽のジャンルを選ばないところに、モニタースピーカーの性質が現れています。