レコードのクリーニングついて その12015年11月07日

レコードクリーナー(オーディオテクニカ)
レコードをお持ちの方は、スクラッチノイズ(チリ・パチなどのノイズ)が取れないものがあるのではありませんか。ごみやこびりついたカビやビニ焼けなどがノイズの原因です。また、傷などの物理的なダメージもノイズの原因です。
レコードクリーナーは、方法や材質・形状の違いにより何種類もあります。一般的には表面を拭き取る布(ベルベット)製クリーナーをよく使用します。このクリーナーで表面を拭いてもごみは残ることが多く、スプレーなどを併用する方もいます。
しかし、肉眼で見えるごみを拭き取ってもスクラッチノイズがほとんど変わらないことが多いです。肉眼ではほとんど班別できない微小なごみが、音溝の底に付着して取れないため、針先がトレースする際にぶつかったり乗り越えるとスクラッチノイズになります。
ベルベットの繊維は、レコードの音溝の幅や深さに対して1桁太いため、音溝でも盤面に近いところしか届きません。布ですから詰まったごみを掻き出すには繊維が柔らかいです。つまり、布製クリーナーは、盤の表面のごみを取る程度です。(つづく)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://concert-hall.asablo.jp/blog/2015/11/08/7901646/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。