フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)のショパン2015年11月08日

F Chopin 4 Ballades, Polonaise Op.53, Op.61 François-René Duchâble (pf)
F Chopin 4 Ballades, Polonaise Op.53, Op.61
François-René Duchâble (pf)
ショパン作曲、ポロネーズ第6番、バラード第1番〜第4番、幻想ポロネーズ、フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)
録音1983年4月

1952年生(今年63歳)のデュシャーブルの32年前の演奏を久しぶりに聴きました。今でも斬新なショパンですね。ほぼ同世代のジャン=フィリップ・コラール、ミシェル・ベロフやパスカル・ロジェとは、また違う個性の持ち主でシャープさと柔らかで温かさを備えたピアニストです。フレーズによって様々表情を見せ、贅肉のないスマートなピアノですが、線が細くはならず重心は低く重量感や安定感のある演奏は今でも新鮮です。私の好きなピアニストの一人です。

音楽の商業主義に反対し、2003年の引退の際、ヘリコプターに吊るしたグランドピアノを池に落下したことに驚かされました。現在は、商業的な演奏会は行なわず、小さな演奏会を自ら主催し、ホールの他にも教会、学校、病院など様々なところで演奏しています。また刑務所でも演奏しているそうです。

個人的には、いわゆるフランス人(フランス系)ピアニストの概念にはあてはまらないと思います。

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