まだまだ現役、1980年代製品2019年01月03日

まだまだ現役で使用している1980年代製品
帯付きジャケットは、日本プレスのレコードだけ、この文化は日本独特です。1983年購入のレコードをかけています。
同じ頃購入したMacintosh SE30は、テキスト作成でまだまだ現役です。
THORENS TD-320も同じ頃、1980年代の製品です。カートリッジも1981年の製品でオーディオテクニカAT31E(針交換できるMC型ですが、すでに生産打ち切り)、リード線は、アクロテック6N線です。
全て現役は、嬉しいですね。これからもずっと使っていきます。

MORNING STAR HUBERT LAWS2015年11月21日

MORNING STAR HUBERT LAWS
MORNING STAR HUBERT LAWS
モーニング スター 、ヒューバート・ロウズ
ヒューバート・ロウズ(fl,picc)ボブ・ジェイムス(el-p)ビリー・コブハム(ds)ジョン・トロペイ(g)ドン・セベスキー(arr)他
録音:1972年10月
CTI US盤

Side.1
MORNING STAR
LET HER GO
WHERE IS THE LOVE
Side.2
NO MORE
AMAZING GRACE
WHAT DO YOU THINK OF THIS WORLD NOW?

ゴージャスなメンバーで演奏したおしゃれで、メロウな曲が揃ったアルバムですね。録音も優秀です。
ジャケットの人影は、撮影時に私が写ってしまいました。

このごろ、ジャズ系のレコードが多いですね。

STYX THE PARADISE2015年11月20日

STYX THE PARADISE A&M RECORD
STYX THE PARADISE
A&M RECORD US盤
レコードを整理中に発見した1枚です。

当時なんで購入したのか?この手の音楽はあまり聴かないし、ジャケ買いでしょうか、A面とB面のレーベルと盤面の違いが面白いので購入したかもしれません。特にSide.Bは、盤面に文字がプレスされているので珍しいですね。写真ではわかりにくですが。。。

購入後、かけるのは2度目ですが、聴きながら当時のことを色々思い出しました。やはり物珍しさで購入したもので、若かったのですね。

オスカー・ピーターソン トリオ ウエストサイド・ストーリー2015年11月19日

WEST SEDE STORY OSCAR PETERSON TRIO
WEST SEDE STORY OSCAR PETERSON TRIO
ウエストサイド・ストーリー、オスカー・ピーターソン トリオ
VERVE USA盤
録音:1962年1月24日、25日 ニューヨーク

レナード・バーンスタイン作曲のミュージカル音楽をオスカー・ピーターソンがピアノトリオで演奏し、録音したものです。原曲のスコアから選曲して、ジャズアレンジしたのは、オスカー・ピーターソン自身です。

アップテンポからスローバラードまで見事にスゥイングしています。原曲のイメージを損なわずにウエスト・サイド・ストーリーを1枚に凝縮していますね。

オスカー・ピーターソンによるサロンジャズの演奏は、テクニックも抜群で全く文句の付けようのない素晴らしい演奏です。また、録音も優秀です。

Simon & Garfunkel Sounds of silence2015年11月17日

Simon & Garfunkel Sounds of silence
懐かしいLPを聴いています。クリーニングして新品同様の音に蘇りました。
Simon & Garfunkel Sounds of Silence
サイモンとガーファンクル
録音1965年4月、1965年12月

Side.1
The Sound of Silence サウンド・オブ・サイレンス
Leaves That Are Green 木の葉は緑
Blessed ブレスト
Kathy's Song キャシーの歌
Somewhere They Can't Find Me どこにもいないよ
Anji (Davy Graham) アンジー
Side.2
Richard Cory リチャード・コリー
A Most Peculiar Man とても変わった人
April Come She Will 4月になれば彼女は
We've Got a Groovy Thing Goin はりきってゆこう
I Am a Rock アイ・アム・ア・ロック

二人ともに1941年生まれ、今年74歳です。2009年に来日が年齢的に最後と言われています。アルバム発売は1966年で、1964年の発売のアルバム「水曜の朝、午前3時」は、日本では発売されなかったため、日本で最初に発売されたアルバムです。このアルバムは、20代半ばに録音したもので、透明感あふれるハーモニーを展開しています。
サウンド・オブ・サイレンスは、別テイクのエレキギター、ベースやドラムなどの伴奏をオーバーダビングしたリミックス版です。当時は、3トラックのテープレコーダーしかないため、オリジナルのアコースティックギター伴奏の曲を、モノラルミックスしてセンターにし、別テイクのステレオ伴奏をダビングして仕上げています。
しかし、ダビングのため別テイクの伴奏が歪んでいるのが、残念ですね。デジタルリマスターCDも同様であることから、オリジナルマスターテープそのものが歪んでいることがわかりますした。
このLPは、アメリカプレスのリイシュー盤です。

LAZAL BERMAN PLAYS BEETHOVEN2015年11月16日

Beethoven Piano Sonata no.23 in F major op.57 "Appassionata" , Piano Sonata no.18 in E-flat Major op.31 no.3 / Lazar Berman(pf)
Beethoven Piano Sonata no.23 in F major op.57 "Appassionata" , Piano Sonata no.18 in E-flat Major op.31 no.3 / Lazar Berman(pf)
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』、ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3、ラザール・ベルマン(pf)
録音:1976年、CBSスタジオ、ニューヨーク、アメリカ初録音

ラザール・ベルマンは、旧ソビエト出身のユダヤ系ロシア人です。1970年代まで西側での演奏ができず、幻のピアニストと呼ばれていました。1975年にアメリカデビューを果たし、1977年に初来日しています。その後、幾度も来日し演奏会を重ねていました。
演奏スタイルは、鮮烈な技巧と強靭なタッチを持ち、叙情表現は濃厚です。エンターテイメントな演奏に仕上げています。その反面、ペダルの長さは楽譜を厳格に守り、イン・テンポで粛々と演奏を進め、アゴーギクを崩すことはほとんどありません。19世紀ロマン派をレパートリーの中心においていましたが、ショパンは例外で演奏することはありませんでした。
ベートーヴェンのソナタを演奏することはありましたが、レパートリーは中後期ソナタを中心に演奏しています。この2曲は、ヴィルトゥオーソ的な効果よりも、ほとんどアゴーギクはなく、ペダルも短く、イン・テンポな演奏ですが、叙情楽章は濃厚で美しく、1楽章や4楽章では時おりダイナミックなタッチを見せています。厳しさよりも濃厚で甘さのある演奏です。

ジュリーニ シカゴ交響楽団のマラーラー交響曲題9番2015年11月11日

Gustav Mahler/Symphony no.9 D major/Carlo Maria Giulini Chicago Symphony Orchestra DGG
Gustav Mahler/Symphony no.9 D major/Carlo Maria Giulini Chicago Symphony Orchestra
マーラー作曲交響曲第9番ニ長調、カルロ=マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団 1976年録音(DGG)

マーラーの演奏は、ともすれば色彩やダイナミズムを強調した派手な演奏になりがちですが、この演奏はそのような派手さはありませんが品の良い演奏です。ジュリーニ自身の温もりや優しさを感じさせる演奏で、各フレーズは良く歌いながら、丁寧に音を紡ぎ出しています。
シカゴ交響楽団もショルティの指揮とは、全く違う表情を見せています。音楽に真摯に対峙するジュリーニの指揮にオケもしっかりと応え、ジュリーニもオケの機能美や各パートの名人芸を上手に引き出し、造形のしっかりした音楽を作り出しています。
また、9番には声楽パートはありませんが、各楽器のソロはあたかも人が歌っているような趣があります。若い頃から、オペラを指揮していた経験が活かされているのでしょう。
1970年にウィーン交響楽団と来日公演で聴いた、モーツアル40番と41番には、五月の爽やかな風を感じました。

メータのストラビンスキーペトルーシュカ(バレエ音楽)2015年11月09日

Stravinsky Petrouchka , Zubin Mehta New York Philharmonic
Stravinsky Petrouchka , Zubin Mehta New York Philharmonic
ストラビンスキー作曲、ペトルーシュカ(バレエ音楽)1947年版
ズービン・メータ指揮ニューヨークフィルハーモニック

1967年ロスフィルの後、1979年ニューヨークフィルとの再録音
初めて聴いたときは、明確で構成のはっきりした演奏という印象でしたが、久しぶりに聴くと、各パートが有機的で表情も豊かですが、大げさにならずやり過ぎないのがいいですね。1947年版を再録している指揮者は、メータだけです。

フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)のショパン2015年11月08日

F Chopin 4 Ballades, Polonaise Op.53, Op.61 François-René Duchâble (pf)
F Chopin 4 Ballades, Polonaise Op.53, Op.61
François-René Duchâble (pf)
ショパン作曲、ポロネーズ第6番、バラード第1番〜第4番、幻想ポロネーズ、フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)
録音1983年4月

1952年生(今年63歳)のデュシャーブルの32年前の演奏を久しぶりに聴きました。今でも斬新なショパンですね。ほぼ同世代のジャン=フィリップ・コラール、ミシェル・ベロフやパスカル・ロジェとは、また違う個性の持ち主でシャープさと柔らかで温かさを備えたピアニストです。フレーズによって様々表情を見せ、贅肉のないスマートなピアノですが、線が細くはならず重心は低く重量感や安定感のある演奏は今でも新鮮です。私の好きなピアニストの一人です。

音楽の商業主義に反対し、2003年の引退の際、ヘリコプターに吊るしたグランドピアノを池に落下したことに驚かされました。現在は、商業的な演奏会は行なわず、小さな演奏会を自ら主催し、ホールの他にも教会、学校、病院など様々なところで演奏しています。また刑務所でも演奏しているそうです。

個人的には、いわゆるフランス人(フランス系)ピアニストの概念にはあてはまらないと思います。

レコードのクリーニングついて その12015年11月07日

レコードクリーナー(オーディオテクニカ)
レコードをお持ちの方は、スクラッチノイズ(チリ・パチなどのノイズ)が取れないものがあるのではありませんか。ごみやこびりついたカビやビニ焼けなどがノイズの原因です。また、傷などの物理的なダメージもノイズの原因です。
レコードクリーナーは、方法や材質・形状の違いにより何種類もあります。一般的には表面を拭き取る布(ベルベット)製クリーナーをよく使用します。このクリーナーで表面を拭いてもごみは残ることが多く、スプレーなどを併用する方もいます。
しかし、肉眼で見えるごみを拭き取ってもスクラッチノイズがほとんど変わらないことが多いです。肉眼ではほとんど班別できない微小なごみが、音溝の底に付着して取れないため、針先がトレースする際にぶつかったり乗り越えるとスクラッチノイズになります。
ベルベットの繊維は、レコードの音溝の幅や深さに対して1桁太いため、音溝でも盤面に近いところしか届きません。布ですから詰まったごみを掻き出すには繊維が柔らかいです。つまり、布製クリーナーは、盤の表面のごみを取る程度です。(つづく)