ハリー・ババジン / イングルウッド・ジャム 1952年6月16日2015年11月10日

HARRY BABASIN / INGLEWOOD JAM 6-16-'52
HARRY BABASIN / INGLEWOOD JAM 6-16-'52
ハリー・ババジン / イングルウッド・ジャム 1952年6月16日 ライブ録音
1952年6月16日にカリフォルニアのイングルウッド・トレード・ウィンズでのジャム・セッションをライブ録音したLPです。もちろんオリジナルモノラル録音です。
ハリー・ババシンBassをリーダーとして、当時売り出し中のチェット・ベイカーTpやソニー・クリスAlt-Sax、チャーリー・パーカーAlr-Saxといった人気奏者が、同じステージ上で熱いジャムを展開しています。それに加えてアル・ヘイグPiano、ラス・フリーマンPiano、ローレンス・ マラブルDrmが演奏に加わっています。とにかく熱い演奏に尽きると思います。
さらにこの時のもう一つのジャム・セッションには、アート・ペッパー、ジャック・モントローズ、ジャック・シェルドン、ボブ・ウィットロック、ビリー・スナイダー、ギル・ビーコン、ディック・ステイトンが出演しています。LPでは別々に出されていました。これは、その1枚でアート・ペッパー以下のメンバーが参加したセッションの録音ではありません。現在、CDには2つのセッションが1枚にまとめられています。

レコードのクリーニングついて その12015年11月07日

レコードクリーナー(オーディオテクニカ)
レコードをお持ちの方は、スクラッチノイズ(チリ・パチなどのノイズ)が取れないものがあるのではありませんか。ごみやこびりついたカビやビニ焼けなどがノイズの原因です。また、傷などの物理的なダメージもノイズの原因です。
レコードクリーナーは、方法や材質・形状の違いにより何種類もあります。一般的には表面を拭き取る布(ベルベット)製クリーナーをよく使用します。このクリーナーで表面を拭いてもごみは残ることが多く、スプレーなどを併用する方もいます。
しかし、肉眼で見えるごみを拭き取ってもスクラッチノイズがほとんど変わらないことが多いです。肉眼ではほとんど班別できない微小なごみが、音溝の底に付着して取れないため、針先がトレースする際にぶつかったり乗り越えるとスクラッチノイズになります。
ベルベットの繊維は、レコードの音溝の幅や深さに対して1桁太いため、音溝でも盤面に近いところしか届きません。布ですから詰まったごみを掻き出すには繊維が柔らかいです。つまり、布製クリーナーは、盤の表面のごみを取る程度です。(つづく)