THORENS TD320 プレーヤー2015年11月15日

THORENS TD320/SME3009R Black
ヨーロピアントーンのシステムを作るために、使っていなかったQUAD33と303とサブで使っていたスピーカーRCF MONITOR 5Sを組み合わせ、プレーヤーはTHORENS TD320/SME3009R Blackをつなぎます。

THORENS TD320は、独自の吊り下げ式フローティングサスペンションのプレーヤーです。ターンテーブルとアーム部、モーターと操作部を独立支持する構造で、モーターの振動が再生系に伝わりにくく、外部からの振動による影響を低減します。そのため、アーム部とターンテーブル部はフラフラで、ボディーに大きな衝撃を与えると針飛びすることがあります。また、駆動系は2重ターンテーブル構造でベルトドライブを採用しています。アームは、SME3009R Blackで、カートリッジの自重は幅広く、軽信圧でも問題なくトレースできます。さすがはSMEですね。

静かで滑らかに回転し、駆動音はありません。レコードの無音部分はかなり静寂です。何種類かカートリッジを使ったところ、それぞれカートリッジの持ち味を発揮しています。しかし、いずれも音の重心が僅かに高く、若干甘めの音調に聴こえることが共通しています。これがこのプレーヤーの音質の特徴でしょう。フローティングサスペンションを止めると、この音の傾向はだいぶ軽減されます。

なお、搭載しているESOS(エレクトロシャットオフ・オートリフター)機構は、マニュアルプレーヤーには不要だと感じました。おいおい外そうと思います。

カートリッジは、エラックかオルトフォンを考えています。

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